乳頭混乱によるおっぱい拒否と、そこから私がどう治して克服していったか?という体験談です。
完母ではなく混合でもいいと思っていたけど・・・
もともと私は完母を目指していた訳ではなく、混合でいいと思っていました。
完母は頻回授乳で大変そうと思ったのと、ミルクはどれくらい飲んでいる見た目でわかるから安心できる、という理由からです。
ミルクを飲ませれば、家事や上の子をゆっくり見る時間もあったり、寝る時間も取れることも魅力でした!
一人目の時は「完母になれたらな」と頑張った時期もありましたが、頻回授乳による疲れとなかなか上手く行かないジレンマ、またどれくらい飲めているかわからない不安から、鬱々とした気持ちになってしまったので、「今回は混合で行く!」と出産前から心に決めていたんです。
おっぱい完全拒否!私の乳頭混乱体験談
ところが、1ヶ月半の頃それはやってきました。
普段はおっぱいをゆっくり15分くらい飲ませたあと、ミルクを作って飲ませる、という授乳方法をしていました。
でも、なんだか最近おっぱいを口に含ませようとしても、イヤイヤして眉間にシワを寄せるようになってしまったんです。
吸てつ反射があるから、仕方なくくわえるけど、ウンウンうなりながら飲んでいる感じ。
飲んでいる間も手をグルグルして顔をかきむしるようにし、その手を目に入れないか心配になります。
飲み方も乳首を浅くくわえてハムハムしているだけで、しっかりゴクンゴクンと飲んでいる様子はないし、しまいには乳首をギューっと引っ張ってはなし、泣き始めてしまうんです。
そして、ミルクの入った哺乳瓶を口元に持っていくと、
「これこれ!これを待ってたの!」
と言わんばかりにガシッと口に含んで飲み始めます…
それでも母乳を飲ませないでいると、おっぱいが徐々に張ってきてしまうので、どうにかこうにかしてイヤイヤされながらも飲ませていました。
でも、嫌がるのを無理やり飲ませるってホントこれほどツライものはありませんね(泣)
見ていてかわいそうだし、何よりもおっぱい拒否=私を完全否定された気持ちになって、楽しいはずのおっぱいの時間が憂鬱に感じるようになりました。
で、解決方法が無いかネットの情報を探していると、厳しい意見を見てしまって、こんなこと私にはできないとガックリ来てしまったり。
しかも、そんな時に限って母が急に訪ねてきて「ミルク飲ませたいから今すぐ作ってー」とか気軽に言ってくる…(怒)
そう言えば、1人目の時もこうやって大半がミルク寄りの混合育児になってしまったことを思い出しました。
当時は知らなかったのですが、これが乳頭混乱というもので、哺乳瓶でミルクを飲ませる混合育児をしている赤ちゃんが、おっぱいよりも楽に飲める哺乳瓶を好んで、母乳を飲まなくなってしまうというものなんでした。
1人目の娘の時は3か月頃だったのですが、今回はまだ1か月半・・・
あまりに早く、急な乳頭混乱に「もう私はおっぱいは飲ませられないのか・・・?」と本気で毎日泣きそうになっていたのを覚えています。
混合でもなるべく母乳を飲ませたい!乳頭混乱克服の為にしたこと
それでも母乳には免疫力をあげる効果があると言われている事や、外出中グズった時におっぱいをあげておけばいい便利さ(笑)からやっぱりおっぱいは飲ませたいな、と思っていました。
母乳をあまりあげないと出なくなってしまうと聞き、少なくとも半年、できれば夜泣きの終わる1歳くらいまではおっぱいが出る状態にしておきたいな、と焦っていて。
そこで、ネットで調べた情報から私が試して乳頭混乱の克服に効果があったと思うことを体験談として書いていきます!
優しく話しかけながらおっぱいを飲ませる
ママが怖い顔でおっぱい飲ませようとしていたら、やっぱり赤ちゃんだってコワイと思うんです。
だから
「ママのおっぱいも飲んでもらいたいんだ」
「一緒にガンバろうね!」
など優しく話しかけながら飲ませることにしました。
優しい口調で話していたら、それにつられて自分の気持ちも少しラクになりました。
上手に飲んでくれたら「上手に飲めたね!」ってほめることも忘れません。
きっと赤ちゃんだって、言葉はわからなくても褒められたり励まされている雰囲気はわかるんですよね。
この方法は何よりも、自分の授乳の憂鬱さを無くすのに効果があった気がします。
授乳姿勢・ラッチオンを研究する
上手に乳首をくわえることができないと、おっぱいってたくさん出てこないんですよね。
やっぱり、おっぱいはたくさん出てくれた方が赤ちゃんは嬉しいと思うんです。
「ラッチオン」と検索するとたくさん画像が出てくるんですが、赤ちゃんが飲みやすいくわえかたや、首が曲がらないような授乳姿勢を見直しました。
また、自分自身も苦しい体制だと授乳がつらくなるので、肩や腰に負担のかからない授乳姿勢を研究しました。
ママも楽な姿勢を探すことで血流がよくなって、おっぱいも出やすくなるんですよ。
自分で搾乳してみると、この角度だとたくさん出る!という角度があり、右のおっぱいはラグビーボール抱きの方が良さそうだと思ったのでそうしてみたり。
飲みやすい方から飲ませる
私の乳首は短めでお世辞にも飲みやすいおっぱいというものでは無いみたいです。
特に右は扁平に近いので、入院も「飲ませにくい右から飲ませて」と指導されていました。
なので、いつも右から飲ませていたんですが、大人だってお腹が空いた時あんまり食べ物がないとつらいですよね。
だから、思い切って比較的くわえやすくおっぱいの出の良い左から飲ませることにしました。
そうすることで、ちょっとでもイヤな気持ちを無くしてもらおうと。
ちなみに、右のおっぱいは空腹が落ち着いた頃に飲ませたり、寝グズリの時に飲ませたりして調整をしていました。
母乳相談室の乳首を使って
これはおすすめだな、と思ったのは哺乳瓶の乳首を変えてみたことです。
ピジョンさんから「母乳相談室」というおっぱいを飲むトレーニングができる乳首が売られているんです。
これは1、2回使っただけで、おっぱいの飲み方が改善されたように感じました。
今までは乳首だけを加える浅飲みだったのが、大きな口を開けて乳頭全体をガブっとくわえてくれるようになりました。
(もちろん、私が大きな口を開けた時にガバっと押し込んでもいたんですが・・・)
母乳相談室の乳首は、低月齢の赤ちゃんだと、ちょっと飲むのに時間がかかるかもしれませんが、乳頭混乱を早急になおしたい!という時には使ってみることをおすすめしますね。
母乳相談室の乳首は、桶谷式の助産院で購入することができますが、インターネットでも手に入れることができます。
乳頭混乱で急いでいたら、翌日配送をしているお店を選んで購入すると良いかと思います!
以上が私が乳頭混乱を克服するのに試した方法です。
今はまた順調に飲んでくれるようになりました☆
ただ、やっぱりおっぱいの出が悪くなる夕方はダメな時もありますね^^;
でも、おっぱいがガチガチに張ってしまうほど飲んでくれなくなることはなくなったので、良かったです。
おっぱいの出が悪い時はミルクに頼って、赤ちゃんもニコニコ笑ってくれるよう無理なく育児を楽しんでいきたいです。